おっさん、やせてみる。

柴崎在住のおっさん、一念発起してやせてみる記録。

切り札を切ってしまう。

酒をやめてみた。


1週間経ったから、多分、この先も平気だろう。
代わりに、炭酸水ばっかし飲んでいる。



もっと、「酔拳」の師匠みたいに手がガタガタ震えたり……
常にイライラして、ちょっとしたことでもストレス貯めて、なにかにつけて黒歴史ばかりを無駄に思い出して終始へこんだり……


そんな風になるかと少し覚悟していたのだが、そうでもなかった。


どんだけやねん。


運動して、野菜いっぱい食べてるから、とか、もしかして関係あるのかな。



実は、もうちょっと飲み続けて、体重が減らなくなった時に、切り札として、満を持して断酒するつもりでいたのだ。
あれもこれも一気に試みるより、段階的に体を慣らしていく方が、スムーズに進行し継続できるという漠然とした見通しがあったためだ。
最初は順調に体重が減っても、食事や運動に体がなじんでしまったら、そこで安定して変化しにくくなるのではないか。そのときのために着火剤のようなものをとっておいた方がいいのではないか。などと。素人考えだけど。



なのだけれど、なぜか、なんとなく、


「あれ、いま、酒いらないかも」


と、突然感じたので、試しに切り替えてみたら全然いらなくなってしまった。


まあ、他のことならともかく、酒やめるなら早くて悪いことはないだろうから、この際、やめちゃうことにした。


最後に買った1缶が、ずっと机の片隅に置き去りになっている。

毎朝毎晩、見る度に、


「うん、やっぱ、いらんわ」


と、自らに確認する。何故だろう。わからん。
ほんとに全然、ガマンとかじゃないんだ。


とは言え、我が家は父祖伝来ののんべえの家系である。
年に二、三度、休暇に親もとへ顔を出せば、嬉しそうにうまいものとうまい酒をふるまってくれるのを、共に楽しむ気持ちは大切にしたい。


ともかくも、この先、更に自信をもって目標へ向け進もう。