おっさん、やせてみる。

柴崎在住のおっさん、一念発起してやせてみる記録。

焼肉。

当面は、1月からここまでの道のりを振り返る形で書き進めていきたいと思っていたが、2回目にして今日、3月3日の話をする。


勤め先の歓送迎会で、焼肉なのである。


かつては、たとえ会社の経費でタダ酒だろうがなんだろうが、自分の時間の方が大切で、できるだけこういうことから遠ざかる、そういう時期もあった。
しかし、長く勤めるうちに、やはり、共に頑張ってきた同僚や、世話になった先輩、後輩との別れに顔を出し、腰を下ろして、オフィスではしないような話を交わしておくのも、大切にしようと思うようになった。仕事は一人ではできんからな……。


私的な呑みにしょっちゅう誘われるのはまっぴらだが、年に一度くらいはいいだろう。


問題は、焼肉である。


2か月の節制のタガがはずれはしないか、戦々恐々である。
と言って、せっかくの場で「ダイエット中なんで」と言わんばかりにふるまうのも違うだろう。だったら行かない方がマシだ。


大昔、確か船木誠勝の、ハイブリッドボディーを作る本かなんかをブックオフで立ち読みした時、「節制しながらも、週に一度は何を食べてもいいご褒美デーをつくる」というようなことが書いてあった気がする。その方が精神的な負担のガス抜きになり、努力の継続に繋がるのだそうだ。


私は船木ほど節制しているわけでもないし、鍛えてもいないから、自分に都合よく鵜呑みにするのはやめようと思っている。
ともあれ、節制の成果が一夜にして何もかも台無しになってしまう……ということでもないのだろうな、という程度に受け止めている。


問題はむしろ精神面だ。
何しろ私は自分に甘い。
自分に都合のいい身勝手な理屈を自分に対し正当化するのが実に上手い。


そろそろ出かけねばならない。
つづきは、また明日。

はじめてみる。

昨秋、十数年来の旧知らに出会う機会があった。
皆、私を一目で認識できなかったようだ。
「太ったねえ」とかも言われなかった。
気を使われたのだろう。


別の機会に、ぽっちゃり系の同僚が、若い頃は細かったのだと言って、すごいイケメンに映ってる写真を見せびらかし、冗談はやめろと皆から失笑を買っていた。
傍目に見ながら、ああ、私はあっち側なんだなと、つくづく、染み入った。


年末、埃をかぶった体重計をメンテして、乗ってみた。
92kgだった。


仕事のストレスを言い訳にすることはできない。
私より過酷な働きをして、私より心身の健康に気を付けている人はたくさんいる。
だが原因を分析すれば、やはり仕事のストレスを散らすための暴飲暴食が元であろう。


おっさん、今更スリムになって海でモテようとかは思わない。
ただ、健康ではありたいし、きちんと生きている人たちに対して、私もだらしないだけの人間ではないですよと胸を張りたい思いはある。


人生何度目の決意か知らないが、とりあえず、このほど、新たにやせてみようと決意した。
3月。体重は87kgに減っている。
なんだかうれしいので、呟きを残していこうと思う。


つづく。